風邪で抗生物質、地域差 最高は奈良、最低は福井 協会けんぽ、初調査

今日の新着記事風邪で医療機関を受診した患者に抗生物質(抗菌薬)が処方された割合は、2017年度では奈良県が48.9%で最も高く、福井県が26.6%で最も低いことが30日、全国健康保険協会(協会けんぽ)が初めて実施した都道府県別調査で分かった。全国平均は35.9%で地域差が目立った。
2019年09月02日配信共同通信社

風邪はどんな感染症ですか?

ウイルスによる感染症です。

風邪はウイルスによる感染症です。

病気の名前としては、急性上気道炎と呼ばれることがあります。

急性上気道炎とは、熱がでて、咳や痰などの症状がでる病気のことを言います。

抗生物質で風邪は治りますか?

抗生物質は細菌を殺すお薬です。風邪の治療には必要ありません。

抗生物質は細菌を殺すお薬です。

風邪はウイルスの感染症ですから、抗生物質を飲む必要はありません。

健康な人では、熱を下げたり、咳を少なくしたり、痰を少なくするなどのお薬を飲んで、安静にしていれば自然に治る病気です。

風邪の時に抗生物質を飲むとなぜ悪いのですか?

もともと飲む必要のないお薬で副作用がでたりすることがあります。

抗生物質が安全なお薬と思われていますが、どの種類の抗生物質でも副作用があります。

風邪を治すために必要のない抗生物質を飲んで副作用が出ることがあります。

肝臓や腎臓の働きが悪くなったり、体全体にぶつぶつの皮疹が出たりすることもあります。

なぜ、風邪に抗生物質を使うとお薬が効かない菌ができるのですか?

抗生物質が体の中の菌に作用して薬が効きにくくなります。

風邪の治療に必要ない抗生物質を使うと、体の中の菌に薬が効きにくくなります。

そのような菌を耐性菌と呼びます。

副作用がでたりするばかりでなく、周りの菌も抗生物質が効きにくくなると、本当の細菌感染症になった時に、治りにくくなります。

ここがポイント

風邪の治療に抗生物質は必要ありません。副作用がでたり、薬の効きにくい菌ができたりします。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする