長野で学生ら51人食中毒 カンピロバクター検出

今日の新着記事長野県は29日、同県山ノ内町の旅館で食事をした同県内の大学に通う学生ら77人のうち51人が下痢、発熱などを訴えたと発表した。
患者と調理従事者から食中毒菌カンピロバクターを検出したため、旅館が提供した食事が原因の食中毒と断定し、旅館の調理部門に29日から3日間の営業停止を命じた。入院者はおらず全員快方に向かっている。2019年08月30日配信共同通信社

カンピロバクターはどんな細菌ですか?

腸内細菌として動物の腸内にいます。

カンピロバクターは腸内細菌として動物の腸の中にいます。

特殊な染色液を使って、顕微鏡でみると赤くて、らせん状に見えます。

食中毒の原因としては一番多い菌です。

カンピロバクターはどのようにして感染しますか?

多くは菌で汚染された食べ物を食べて感染します。

カンピロバクターは菌で汚染された食べ物を食べて、口から感染します。

多くは肉類を食べて感染します。

肉としては、鶏、牛、羊などの肉や、鶏や牛の肝臓(レバー)を十分に加熱しないで食べると感染します。

また、豚肉から感染するカンピロバクターもあります。

カンピロバクターに感染するとどんな症状が出ますか?

下痢や便に血が混じるなどお腹の症状がでます。

カンピロバクターに感染すると、多くは1週間以内にお腹の症状が出ます。

熱がでて、最初は下痢が起こります。

その後で、便に血が混じってきます。

健康な人であれば、症状は自然に治ってきます。解熱薬や整腸剤などで症状を和らげるお薬を飲みます。

何か合併症はありませんか?

ギラン・バレー症候群という神経の合併症が起こることがあります。

カンピロバクターに感染すると稀にギラン・バレー症候群という神経の合併症が起こります。

下痢がでてから1~3週間後に起こることが多いです。

手足のしびれなど神経の障害が出てきます。

ここがポイント

カンピロバクターは食中毒の原因として、一番多い菌です。

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