風疹検査、目標の4割未満 再流行や先天疾患増加懸念 コロナ影響、対策延長へ 厚労省、中高年男性対象

今日の新着記事 風疹の拡大防止策として中高年の男性を対象に実施している無料の抗体検査を受けた人は約337万人で、目標の4割未満に低迷していることが23日、厚生労働省の調査で分かった。新型コロナウイルスの流行で、医療機関に行くのを控えたことが原因とみられる。国は本年度末までに約920万人に検査を受けてもらい、免疫のない人にワクチンを打つことで抗体保有率を90%以上に引き上げる目標を掲げているが、達成は困難な状況だ。2021年10月25日配信 共同通信社

お母さん
お母さん
風しんはどんな感染症ですか?
風しんウイルスによるウイルス感染症です。
前崎 先生
前崎 先生

風しんは風しんウイルスによるウイルス感染症です。

潜伏期間は2~3週間と比較的長く、また感染力がとても強いことが特徴です。

感染すると発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状が見られますが、多くは自然に治ってしまいます。

お母さん
お母さん
風しんに感染するとどんな問題がありますか?
妊婦が感染すると生まれてくる赤ちゃんに障害がでることがあります。
前崎 先生
前崎 先生

風しんは多くが自然に治ってしまう病気ですが、妊婦が感染すると生まれてくる赤ちゃんに障害が出ることがあります。

とくに、妊娠20週までの妊婦さんが感染するとお腹の中の赤ちゃんに感染し、先天性風しん症候群を発症することがあります。

生まれてくる赤ちゃんに白内障や難聴、さらには先天性心疾患などの異常を認めることがあります。

お母さん
お母さん
なぜ、成人の男性に予防接種が必要なのですか?
予防接種は100%の人に接種されていないので、成人でも予防接種が必要です。
前崎 先生
前崎 先生

子ども頃の風しんの予防接種は1歳(第1期)と小学校入学前1年間(第2期)の2回接種されます。

だたし、2008年~2012年までの5年間に限っては、中学1年生(第3期)あるいは高校3年生(第4期)のいづれかで2回の接種が行われました。

しかし、それでも接種率は100%ではなく、おとなの男性に風しんが流行しました。

そこで、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性は、2021年度までに抗体検査を受け、抗体価が低かった場合は風しんの予防接種を受けることが必要となりました。

ここがポイント風しんの予防接種は100%の人に接種されておらず、特に成人の男性から妊婦さんに感染すると生まれてくる赤ちゃんに障害がでる可能性があるため、予防接種が必要です。

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