百日ぜき流行、乳児で重症化も 静岡県が注意呼びかけ

今日の新着記事静岡県は9日、連続するせきが特徴の「百日ぜき」が県内で流行していると発表した。生後3カ月未満の新生児や乳児は重症化し、死亡する可能性もあるとして注意を呼びかけている。県内での報告数は6月末から増加。1月から今月4日までに、昨年1年間の約1.7倍の430件の報告があった。この2カ月間で4人が重症化し、県立こども病院で集中治療を受けているという。2019年08月10日配信朝日新聞デジタル

百日咳はどんな感染症ですか?

百日咳菌による細菌感染症です。

百日咳は百日咳菌による細菌感染症です。

患者さんの喉の中にいる百日咳菌が咳などで口や鼻から感染します。

感染力が強く、感染すると1~2週間後に症状がでます。

百日咳はどんな症状がでますか?

何回も繰り返すとても強い咳が特徴的です。

感染すると、鼻水や咳などの風邪の症状がまずでます。

その後で、何回も続く咳が出るようになります。

咳は夜寝る前などに出ることが多く、咳が収まるとヒューヒュー、ゼイゼイすることもあります。

このような特徴的な咳が1~2週間続きます。

百日咳はお薬が効きますか?

百日咳には抗生物質が効きます。

百日咳にはマクロライド系薬と呼ばれる抗生物質が良く効きます。

ただし、1週間はきちんと抗生物質を飲むことが必要になります。

百日咳はワクチンで予防できますか?

ワクチンで予防することができます。

日本では1968年から、ジフテリア、百日咳、破傷風の3種混合ワクチンが接種されましたが、死亡事故があり1975年に中断されました。

その後、改良されたワクチンが1981年から使われています。

でも、子供の時のワクチン接種だけでは十分に防ぐことができない時もあります。

ここがポイント

百日咳はマクロライド系の抗生物質を1週間は飲んで、しっかり治療します。

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