インド、経鼻ワクチン許可 新型コロナ「世界初」

今日の新着記事インドの製薬会社バーラト・バイオテックは6日、鼻を通して接種するタイプの新型コロナウイルスワクチン「インコバック」の緊急使用がインド当局に許可されたと発表した。18歳以上が対象。世界初の経鼻ワクチンとしている。2022年09月07日配信 共同通信社

経鼻ワクチンは粘膜ワクチンと呼ばれる新しいワクチンです。

これまでのワクチンは注射して人に投与してきました。

それに対して、経鼻ワクチンは粘膜ワクチンと呼ばれるワクチンの一種で新しいワクチンです。

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注射で投与するこれまでのワクチンは血管内や全身の臓器内で抗体を作って感染を防ぎます。

それに対して粘膜ワクチンは粘膜の上で抗体を作って感染を防ぎます。

粘膜ワクチンは病原体が侵入する粘膜でその病原体の侵入を防ぐ効果が期待されています。

注射のワクチンでは主にIgGと呼ばれる抗体が作られるのに対して、粘膜ワクチンはIgAと呼ばれる抗体も一緒に作られます。

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新型コロナウイルスなど鼻や口の粘膜から感染するウイルスにはこの粘膜ワクチンはウイルスの侵入そのものを防ぐ効果も期待されています。

インフルエンザワクチンでも経鼻ワクチンが開発されています

この経鼻ワクチンはインフルエンザワクチンとしても開発されています。

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家の防犯に喩えれば、注射型ワクチンは「免疫=警察官」を「体=家」の中に配備し、侵入してきた「病原体=泥棒」を捕まえます。

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粘膜ワクチンは、家の中の警備に加え、窓や玄関に鍵をかけて侵入そのものを防ぐことにより、病原体の侵入阻止と重症化予防という二段構えの防御免疫が期待できます。

さらに、注射で投与するワクチンは注射することによる痛みがありますが、経鼻ワクチンにはその痛みがありません。

また、発熱や倦怠感などの全身の副反応も粘膜ワクチンでは少なくなる可能性があります。

このように粘膜ワクチンは従来の注射のワクチンに比べて、感染を防ぐ効果も高く、さらに安全なワクチンとなる可能性があります。

ここがポイント経鼻ワクチンは粘膜ワクチンと呼ばれる新しいワクチンです。粘膜ワクチンは従来の注射のワクチンに比べて、感染を防ぐ効果も高く、さらに安全なワクチンとなる可能性があります。

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