西ナイル熱に2人感染 米ロサンゼルス郡で今年初

今日の新着記事米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の保健当局は5日、今年初の西ナイル熱の感染者2人を確認したと発表した。感染者は同郡の南東部とサンフェルナンドバレー地区で報告された。いずれも7月末に発病し、現在は回復中だという。2019年08月07日配信共同通信社

西ナイル熱はどんな感染症ですか?

西ナイルウイルスによるウイルス感染症です。

西ナイル熱はフラビウイルスの一種である西ナイルウイルスによるウイルス感染症です。

西ナイルウイルスを持つ鳥の血液をが吸って、そのが人を咬むことで感染します。

西ナイル熱は世界中でどこに多いのですか?

世界中にありますが、2000年以降は米国で多くなってます。

西ナイルウイルスは1950年代から中東、欧州、アフリカで流行がありました。

2000年以降は米国で流行しており、2003年や2012年には大流行しました。

日本での患者の発生は今までありません。

西ナイル熱はどんな症状がでますか?

感染しても無症状のことも多くありますが、時に神経症状がでることもあります。

西ナイルウイルスに感染しても症状がでない人も多くいます。

感染して2~6日後に20%の人にがでます。

高い熱がでて、体が怠かったり、節々が痛くなるなどインフルエンザに似た症状がでます。

ごく稀に、手足のまひや痙攣などの神経症状がでることがあります。

西ナイル熱はワクチンで防ぐことができますか?

残念ながらワクチンで防ぐことはできません。

西ナイルウイルスは日本で夏にみられる日本脳炎ウイルスと同じ仲間です。

日本脳炎はワクチンで防ぐことができますが、残念ながら西ナイル熱は防ぐことができません。

有効なお薬もありませんから、症状に応じた治療をします。

ここがポイント

西ナイル熱は米国の大都会でも蚊から感染するウイルス感染症として注意が必要です。

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