今日の新着記事ナイジェリア北東部バウチ州とボルノ州で黄熱病が流行し、少なくとも7人の死亡が確認された。同国疾病対策センターが6日に明らかにした。
2019年09月09日配信共同通信社
2019年09月09日配信共同通信社
黄熱病はどんな感染症ですか?
ウイルスによる感染症です。
黄熱病は黄熱ウイルスによるウイルスの感染症です。
主にサハラ砂漠より南のアフリカの国々や、南米で患者が発生します。
アフリカでは、蚊から刺されることによって感染します。
南米ではサルに咬まれることによって感染します。
黄熱病はどんな症状がでますか?
突然の高い熱と関節の痛みがでます。
黄熱ウイルスに感染すると突然、高い熱が出ます。
そして、体中の関節の痛みや筋肉痛がでます。
同時に、吐き気がでたり、吐いたりすることもあります。
黄熱病は怖い病気ですか?
程度は様々ですが、10人に1から2人は死亡する怖い病気です。
症状の程度はさまざまですが、10人に1から2人は発症して7~10日で死亡します。
一旦、熱などの症状が治まって、そのまま治ってしまうこともあります。
ウイルスに有効なお薬はありません。
幸い、これまで日本には黄熱病の患者さんは発生していません。
ここがポイント
黄熱病は感染すると10人のうち1から2人が死亡してしまう怖い病気です。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症