今日の新着記事米疾病対策センター(CDC)は27日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了から2週間以上たった人を対象に、屋外でのマスク着用は原則不要とする新たな行動の手引を発表した。政権対策チームは「正常化に近づいている」との認識を表明。バイデン大統領はホワイトハウスで演説し「ワクチンは普通の生活に戻るためのものだ」と述べ、改めて接種を訴えた。2021年04月28日配信 共同通信社
サラリーマン
新型コロナウイルスのワクチンで感染を防ぐことができますか?
約90%の感染を防ぐことができるとされています。
前崎 先生
新型コロナウイルスのワクチンは感染を90%程度防ぐことができるとされています。
インフルエンザワクチンでは40~50%程度と言われていますので、それに比べても高い効果が示されています。
多くの人はワクチンを接種してから2週間以上になると抗体ができることがわかっています。
サラリーマン
マスクをしなくても本当に大丈夫ですか?
接触する人もワクチンを接種して、屋外であれば大丈夫と考えれれています。
前崎 先生
接触する相手の人もワクチンを接種して、自分も接種していればマスクをしなくても大丈夫と考えられています。
ただし、換気が不十分な室内では、たくさんウイルスに暴露されてことがあるので、マスクは必要です。
換気が十分な屋外であれば、マスクをしなくても大丈夫と考えれています。
サラリーマン
屋外でもマスクが必要な場合はありますか?
不特定多数の人が集まる時にはマスクは必要です。
前崎 先生
屋外でもすべての人がワクチンを接種したかどうか確認が取れないときは、感染のリスクがあります。
スポーツ観戦や、イベントなど不特定多数の人が集まる場所では、マスクが必要です。
今後、さらに多くの人にワクチンが接種されれば、マスクが必要ない正常の生活に戻ってくると考えれています。
ここがポイント米国では、お互いに新型コロナウイルスのワクチンを接種して、2週間以上になった人であれば、屋外でのマスクの着用は必ずしも必要でないとする指針を出して、少しづつ正常の生活に戻りつつあります。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症