NY州、ポリオで緊急事態 知事宣言、ワクチン促進へ

今日の新着記事米東部ニューヨーク州のホークル知事は9日、ニューヨーク市や周辺でポリオ(小児まひ)のウイルスが拡散しているとして緊急事態宣言を出した。ワクチン投与の態勢を強化し、接種を呼びかける。2022年09月12日共同通信社

ポリオはどんな病気か

ポリオはポリオウイルスによる感染症です。

ポリオウイルスは人間にのみ生息するウイルスです。

記録によるとポリオは18世紀ころにはすでに人類に感染したと考えられています。

日本では1940年代ころから流行がみられ、1960年には北海道を中心に5,000人以上の患者が発生しています。

その後、不活化ワクチンや生ワクチンが開発され、患者数は激減していきます。

WHO(世界保健機構)はポリオの世界的な根絶に向けてワクチン接種を加速しています。

今日の新着記事フィリピンの保健当局は28日、南部ミンダナオ島のマギンダナオ州で4歳女児のポリオ(小児まひ)感染を確認した。女児は9月26日、【続く】

それによって世界中の国々ではポリオの患者はほぼ発生しなくなりました。

今日の新着記事世界保健機関(WHO)は18日までに、マラウイの首都リロングウェで3歳の女児がポリオ(小児まひ)に感染したことを明らかにした。【続く】

日本でも2000年以降では感染者は発見されてなく、ポリオが根絶された国として認められました。

2020年までにアフリカの一部の国々ではワクチンに由来するポリオ患者の発生があります。また、アフガニスタンとカザフスタンの2ケ国ではワクチン由来ではないポリオ患者の発生があります。

ポリオに感染するとどんな症状がでるのでしょうか

一般的にはポリオウイルスに感染しても90~95%の人は何の症状もでないとされています。

残りの5%の人は感染すると発熱や頭痛、喉の痛みなど風邪に似た症状がでますが、自然に治ってしまいます。

そしてその中の1~2%の人が無菌性髄膜炎と呼ばれる神経の病気が起きます。

そのようになると、手足の麻痺や筋肉の異常などが起きてきます。

ポリオのは有効な治療薬はありませんが、ワクチンで予防することができます。

しかし、このワクチンは生ワクチンのため、感染した時と同じような症状が出ることがあります。

飲むポリオワクチンは生ワクチンのため、感染した時と同じような症状がごく稀に見られることがあります。

頻度は正確には明らかではありませんが、200〜300万人に1人の割合で起こるとされています。

今回、米国では下水の中からポリオウイルスが検出され、ワクチンに由来しないポリオが流行する危険性があると警戒を強めています。

ここがポイント米国のニューヨーク州でポリオの流行が懸念されています。今後ワクチンを接種して対応するとされています。

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