デング熱はどんな感染症ですか?
ウイルスの感染症です。
デング熱はデングウイルスの感染症です。
世界では熱帯から亜熱帯地方に多く、特に東南アジア、南アジア、中南米でたくさんの患者さんが発生します。
世界では年間数千万人の患者さんが発生すると言われています。
デングウイルスはどうやって感染するのですか?
ヒトが蚊に刺されることで感染します。
デングウイルスはヒトが蚊に刺されることによって感染します。
デングウイルスがいるヒトの血液を蚊が吸い込み、その蚊がまた別のヒトを刺すことによって感染していきます。
デングウイルスを媒介する蚊はネッタイシマサやヒトスジシマカなどの蚊です。
デングウイルスに感染するとどんな症状がでますか?
熱が出て、その後で関節が痛くなったり、発疹がでたりします。
デングウイルスに感染すると、まず高い熱がでます。
その後で、関節が痛くなったり、身体が怠くなったり、食欲がなくなったりします。
そして、顔にぶつぶつの発疹ができて、だんだん手足にも広がっていきます。
また、目が痛くなったり、目が赤くなったりします。
デング熱にならないためにはどうすればいいのですか?
蚊に刺されないようにすることが大切です。
とにかく蚊に刺されないようにすることが大切です。
特に、デング熱が流行している地域では、たくさんの蚊がデングウイルスをもっていますので、その地域に行く前に情報をキャッチしてください。
具体的には、長袖や長ズボンを着て、虫よけスプレーや、蚊取り線香などで蚊に刺されないようにしてください。
デング熱の流行している国に行くときはとにかく蚊に刺されないように注意
お散歩も暑過ぎます。
ぼくはこの暑さは嫌です。 お散歩が何よりも好きなハルくんもこの暑さはコリゴリの様子です。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症