兵庫・姫路で「BA.4」を確認 渡航歴なし、市中感染か コロナ

今日の新着記事兵庫県姫路市は23日、新型コロナウイルスのオミクロン株変異系統「BA.4」の感染者1人が確認されたと発表した。市内に住む50代の女性で、海外渡航歴はなく、市は市中感染の可能性が高いとみている。2022年06月23日配信 朝日新聞社

海外では少しずつ置き換わりがすすむBA.4とBA.5

海外の感染状況は

オミクロン株派生型であるBA.4系統は2022年1月、BA.5系統は2月にいずれも南アフリカで検出さました。

以降、2022年5月26日までに、BA.4系統は30カ国から2,081件、BA.5系統は31カ国から1,580件が報告されています。

南アフリカからの報告が世界で最も多く、BA.4で約55%、BA.5で約23%を占めています。

南アフリカでは、BA.2系統からの置き換わりが進むと共に、2022年4月から5月にかけて感染者数の増加がみられました。

しかし、5月の中旬をピークに速やかに患者数は減少しています。

米国でもこのオミクロン株派生型への置き換わりとともに患者数が増加しています。

BA.4およびBA.5系統の特徴は

患者血清を調べたところBA.4系統、BA.5系統に対する抗体価はBA.1と比較して2.9倍から3.3倍、BA.2と比較して1.6倍から4.3倍の中和活性が低下していました。

そのため、ワクチンも含めて、免役から逃れて感染しやすくなるのではと考えらています。

重症化しやすいかどうか判断するにはまだ情報が十分ではありません。

ただ、南アフリカでではBA.4系統、BA.5系統が増加して入院者数は増加に転じています。

ただし、欧州においては重症度の上昇につながる徴候は見られていません。

現時点で国内ではBA.4系統、BA.5系統の感染はすこしづつ確認され、今後は置き換わりが進み、感染の主流になると考えられます。

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ここがポイントオミクロン株の派生型であるBA.4とBA.5が南アフリカなど海外の諸国で広がっています。BA.1やBA.2より感染しやすいとされていますが、重症化しやすいとは現時点では考えられていません。

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