滝一帯からノロウイルス 体調不良120人超、熊本

今日の新着記事熊本県天草市の「轟(とどろき)の滝」周辺で川遊びをした高校生ら120人超が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えている問題で、県は27日、滝一帯の水や一部患者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。「一連の問題とノロウイルスの関連性は疑われるが、原因断定には至っていない」と説明し、検査結果を引き続き分析する方針。2024年08月28日配信 共同通信社

ノロウイルスに感染すると

ウイルス性下痢症または、ウイルス性胃腸炎と呼ばれ、嘔吐や下痢を主な症状とします。

原因となるウイルスには、ロタウイルス、ノロウイルス、サポウイルス、アデノウイルス、アストロウイルスなどがあります。

ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間で、急激に始まる嘔吐に続いて下痢と発熱が起こります。

下痢は水みたいな下痢で、血が混じることはありません。発熱も38℃未満のことが多く、高い熱は出ません。

健康な成人では症状は1~3日間は続きますが、重症となることはまずありません。

ノロウイルスはカンピロバクターなど次いで食中毒の原因としては多い微生物です。また、集団発生をするとその数が急に増えます。

2023年にはノロウイルスのよる集団感染の事例が発生して、患者数がとても多くなっています。

ノロウイルスはどのようにして感染するか

ノロウイルスを含む糞便に触った手から口の中にウイルスが入って感染します。

実際にはノロウイルスがトイレのドアノブや、タオルなどを汚染し、それを触ることによって、人の手にウイルスがくっつき、その手で食べのもなどを食べることによって、口から体の中に入ってきます。


ノロウイルスの感染経路は糞便や吐物から直接感染する経路と、汚染された水や食品から感染する経路があります。(出典 札幌市保健所)

ノロウイルスは10個程度の少ないウイルスでも感染します。

また、吐物や環境の消毒には次亜塩素酸という特別な消毒液が必要となります。

このような消毒液を使っても完全にウイルスをなくしてしますことは大変難しいので、ノロウイルスの感染を防ぐためには、お手洗いに行った後や食事の前には石鹸を使って十分な手洗いをすることが大切です。

ここがポイント滝の水を介したノロウイルスの集団感染が発生しました。ノロウイルスの感染経路は糞便や吐物から直接感染する経路と、汚染された水や食品から感染する経路があり、注意が必要です。

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