セファゾリンはどんなお薬ですか?
セフェム系抗生物質と呼ばれる薬の一つです。
セファゾリンはセフェム系と呼ばれる抗生物質の一つです。
セフェム系の抗生物質は古いものから第1世代から第4世代まであります。
セファゾリンは第1世代のセフェム系の抗生物質の一つです。
セファゾリンはどんな効き目がありますか?
ブドウ球菌などグラム陽性菌によく効果のある薬です。
セファゾリンはブドウ球菌などグラム陽性菌と呼ばれる菌に効果があります。
私たちの皮膚などにはこのブドウ球菌がたくさんいますから、傷口などの感染症には効果があります。
手術の後にも傷ができますから、ここの感染を防ぐためにセファゾリンを使います。
なぜ、セファゾリンが足らなくなったのですか?
薬を作っている会社が製造できなくなったからです。
セファゾリンが足らなくなった原因は薬を作っている会社で薬が作れなくなったからです。
今、病院では多くの抗生物質は価格の安いジェネリック医薬品を使っています。
ジュネリック医薬品を作る会社は比較的中小企業が多いので、何らかの理由で製造過程にトラブルが起こると急に薬が作れなくなってしまいます。
今回のセファゾリンの不足もジェネリック医薬品で問題が起きました。
生命を守る抗生物質ですから、きちんとした管理が大切です。
価格が安いジェネリック医薬品の盲点。セファゾリンの供給不足問題
ご近所ではちょっと有名かも
続いてハルくんです。 ハルくんはお散歩が大好きです。 雨さえ降らなければ、毎日朝と夕にお散歩に出かけます。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症