「水虫」の原因菌は白癬

梅雨の季節はジメジメ

「水虫」の原因菌は白癬

感染症を起こす原因菌にはたくさんの生き物があります。

その中の一つにカビがあります。カビは医学の世界では真菌と呼ばれています。

そのカビが起こす病気のうちで、今日は最も身近な水虫のお話しです。

「水虫」は正式な病気の名前を「白癬」と呼びます。

そのため、「水虫」を起こす菌は「白癬菌」と呼ばれる仲間です。

ある皮膚科の先生が世界中の足の「白癬」の患者さんを調査したところ、患者さんが一番多かった国は一体どこでしょうか?

カビは何となくジメジメしたところが好きなので、東南アジアの国など雨が多くて高温多湿な国に多いイメージがありますが、答えはロシアなのです。

理由は一日中、靴を履いているからです。東南アジアの国の人はサンダルで、ロシアの国の人はしっかりした革靴を履いているから、足の「白癬」が多くなるとのことでした。

それから、スポーツ選手では調べてみると、なんとゴルフをする人に足の「白癬」は最も多かったとのことです。

理由は、ゴルフの一日中靴を履いていますし、雨が降っても外でプレーします。

それと、「白癬」になりやすい人には糖尿病の人が多いことがわかっています。

お腹が出た、糖尿病のおじさんが、雨の中、ゴルフをすることは最も「水虫」になりやすいシチュエーションですかね。

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