今日の新着記事大阪市は16日、同市北区の加納総合病院で今月上旬、入院患者や職員ら計38人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち16人からサルモネラ菌が検出されたと発表した。市は病院で提供された給食による食中毒と断定し、16日から19日まで給食提供の業務停止命令を出した。発症者はいずれも快方に向かっているという。2019年08月19日配信共同通信社
サルモネラ菌はどんな菌ですか?
腸内細菌の一つで、顕微鏡でみると赤く染まる細長い菌です。
サルモネラ菌は、腸内細菌科と呼ばれる菌の一つです。
特殊な染色液で染めてから顕微鏡で見ると赤く染まる細長い菌です。
サルモネラ菌はどんな感染症を起こしますか?
食中毒を起こす代表的な菌です。
サルモネラ菌が付いている食べ物を食べることによって口から菌が体の中に入ってきます。
食中毒を起こす代表的な菌で、カンピロバクターと並んで発生数が多い菌です。
1年を通して食中毒は起こりますが、5~10月に多い傾向にあります。
サルモネラ菌の食中毒はどんな症状がでますか?
熱や下痢、吐き気、お腹の痛みなどがでます。
サルモネラ菌の食中毒は原因となる食べ物を食べてから48時間以内にお腹の症状がでます。
症状は熱がでたり、下痢をしたり、吐き気がでたり、お腹が痛くなったり、多くはお腹の症状がでます。
子供や高齢者では時にひどくなって、入院しなくてはいけないこともあります。
ここがポイント
サルモネラ菌は食中毒の代表的な原因です
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症