新庄市のやきとり店でカンピロバクターの食中毒 山形

今日の新着記事山形県は22日、新庄市の飲食店でカンピロバクターによる食中毒が発生したと発表した。最上地方の20~40代の男女6人が腹痛や発熱などを訴えたが、ほぼ回復しているという。2021年03月23日配信 朝日新聞デジタル

お母さん
お母さん
カンピロバクターはどんな菌ですか?
腸内にいるグラム陰性桿菌の一つです。
前崎 先生
前崎 先生

カンピロバクターは野生または家畜の哺乳類や鳥類を含む多くの動物の腸内に生息する菌です。

グラム陰性桿菌で、曲線状、らせん状あるいはS字状の菌の形をしています。

カンピロバクター属の中でもカンピロバクター・ジェジュニCampylobacter jejuni)が最も病気を起こす菌です。

お母さん
お母さん
カンピロバクターはどんな感染症を起こしますか?
食中毒としての急性腸炎を起こします。
前崎 先生
前崎 先生

カンピロバクターは汚染された水や食品を介して口から感染します。

感染して1~7日の潜伏期間の後で、急性腸炎を発症します。

症状は発熱、頭痛、筋肉痛などの全身症状とともに、腹痛、下痢、血便などの腹部症状がでます。

お母さん
お母さん
カンピロバクターの急性腸炎は自然に治りますか?
普通は数日から数週間で自然に治ります。
前崎 先生
前崎 先生

カンピロバクターによる急性腸炎は健康な人であれば、通常は数日から数週間で自然に治ります。

ただし、幼児や高齢者あるいは免疫不全のある人では、その後で敗血症を併発することがあります。

また、合併症として、関節炎やギラン・バレー症候群などを引き起こすことがあります。

ここがポイントカンピロバクターは多くの動物の腸内に生息する菌で、食中毒の原因となります。感染すると急性腸炎を発症しますが、健康な人であれば自然に治ります。合併症として関節炎やギラン・バレー症候群を起こすことがあります。

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