今日の新着記事北海道旭川市は19日、味付けおからを食べた道内の10~90歳の男女計66人が、下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち7人からセレウス菌を検出したと発表した。入院者はおらず、全員が快方に向かっている。2019年07月22日配信共同通信社
セレウス菌はどんな菌ですか?
バチルス菌の仲間です。
セレウス菌は正確にはバチルス セレウス(Bacillus cereus)と呼ばれる細菌です。
世界中どこにでもいる菌です。
自然界に広く生息し、土の中や水の中に普通にいる菌です。
セレウス菌の食中毒はどうして起きるのですか?
セレウス菌がもっている毒素が原因で起きます。
セレルス菌による食中毒は菌がもっている毒素によっておきます。
セレウス菌の食中毒は菌で汚染された食べ物を食べてからすぐおきます。
多くは24時間以内で、1時間から5時間で症状がでることもあります。
セレウス菌の食中毒はどんな症状がでますか?
下痢と吐き気が主です。
セレルス菌の食中毒では下痢と吐き気がでます。
お腹が痛くなって、何度も下痢がおきます。
吐き気はありますが、実際に嘔吐することは多くありません。
熱がでることはほとんどありません。
症状は多くの場合、24時間以内に治ってしまいます。
ここがポイント
セレウス菌の食中毒では食べてすぐに下痢と吐き気がでます。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症