ワクチン開発、2企業支援 政府、次の感染症に備え

今日の新着記事ワクチン開発の戦略を決める司令塔として政府が新たに設置した「先進的研究開発戦略センター」は30日、次の感染症の大流行に備えて新たなワクチンの実用化を目指す二つの計画を支援すると発表した。塩野義製薬と創薬ベンチャーのVLPセラピューティクス・ジャパン(東京)がそれぞれ提案した計画で、新型コロナウイルスを含めた「コロナウイルス感染症」を対象としている。2022年7月1日配信共同通信社

今回は大きく後れを取った日本のワクチン開発

今回の新型コロナウイルス感染で日本のワクチン開発は世界に大きく後れを取ってしました。

現在、日本で使われている新型コロナウイルスのワクチンはファイザーモデルナなどすべて海外の製薬企業のものです。

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承認された他のワクチンもすべて海外のもので、残念ながら日本の製薬企業で開発されたワクチンはいまだにありません。

実はこのことは2009年の新型インフルエンザ(H1N1)のパンデミックの時も同じで、当時は輸入ワクチンと呼ばれ、日本製のワクチンは一つもありませんでした。

この時の教訓が今回は残念ながら生かされていませんでした。

ワクチンの開発には莫大なお金が必要です。

ワクチンの開発のは莫大なお金が必要です。

もともと日本の感染症研究は、歴史的にはペスト菌を発見した北里柴三郎博士や梅毒研究の野口英世博士など、世界的にも顕著な研究成果を上げていました。

しかし、公衆衛生が整うと、感染症への関心が徐々に低下してきました。

また、製薬企業も利益になる高血圧や糖尿病などの生活習慣病の新薬の開発に力を注ぎ、利益の少ないワクチンの開発や生産には興味を示しませんでした。

今回の新型コロナウイルスワクチンの開発でも、例えばモデルナは平時である2013 年から米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)から2500万ドルの支援を受けています。

さらに同国保健省の生物医学先端研究開発局(BARDA)から2016年に800万ドル以上(最大1.25億ドル)の研究資金を得ています。

緊急時である今回の新型コロナウイルス感染症ワクチン開発では、約9億5500万ドルの資金を追加で得て開発を進めてきました。

今日の新着記事米モデルナは8日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの臨床試験で、強い免疫反応を引き起こし防御効果が見込める【続く】

今回も日本でワクチンが開発されなかったことを受けて、政府は日本医療研究開発機構(AMED)内に先進的研究開発戦略センター「SCARDA(スカーダ)」と呼ばれる組織を作り、ワクチンの研究・開発を資金で後押しすることになりました。

日本でも現在さまざまなワクチンが開発中です

海外には後れをとりましたが、現在日本のアカデミアや製薬会社でもさまざまな新しいワクチン開発されています。

その中にはmRNAワクチンと異なる組み換えタンパク質のワクチンや、従来の不活化ワクチンなども開発中です。

日本の塩野義製薬が開発中の組み換えタンパク質のワクチンが近々患者さんに使用できることが期待されています。

ここがポイント今回の新型コロナウイルスのワクチンで海外に大きく後れを取った日本では先進的研究開発戦略センター「SCARDA(スカーダ)」と呼ばれる組織を作り、ワクチンの研究・開発を資金で後押しすることになりました。

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