今日の新着記事人の足に寄生するノミが引き起こし、アフリカで流行する「スナノミ症」を世界保健機関(WHO)が「顧みられない熱帯病」の一つと認め、重点的な対策が進む見通しとなったことが8日までに分かった。厚生労働省が明らかにした。2019年11月08日配信共同通信社
サラリーマン
スナノミ症はどんな感染症ですか?
主に足の指に感染する寄生虫の病気です。
前崎 先生
スナノミ症はTunga penetransと呼ばれる寄生虫の感染症です。
主に足の指に感染する病気です。
南米やサハラ砂漠以南のアフリカ諸国に多く見られる病気です。
都市部では見られずに、衛生環境の悪い田舎の住民に多く見られます。
サラリーマン
スナノミ症はどんな症状がでますか?
足の指先が赤く腫れたり、化膿したりして、痛くて歩けなくなることもあります。
前崎 先生
スナノミ症は主に足の指先に病変ができます。
足の指先が赤く腫れたり、化膿します。
痛みがひどくなって、歩けなくなることもあります。
足の指をみるだけで、スナノミ症は診断することができます。
サラリーマン
スナノミ症にならないようにはどうすればいいのですか?
ちゃんと靴を履いて、直接土に足をつけないことが大切です。
前崎 先生
スナノミ症は、開発途上国の貧しい地域でみられる感染症です。
そのような地域の住民は、靴を履かずに裸足で歩いています。
スナノミ症にならないためには、きちんと靴を履いて、素足で歩かないことが最も大切です。
日本からもそのような地域を援助して、スナノミ症を減らす努力がされています。
ここがポイントスナノミ症は発展途上国の貧しい地域で見られる寄生虫の感染症です。きちんと靴を履いて、素足で歩かないことが大切です。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症