今日の新着記事世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症の集計で、15~21日の1週間の新規感染者数が日本は前週比6%増の147万6374人となり、5週連続で世界最多となった。週間死者数は米国の2714人が世界最多で、日本は1624人で2番目に多い。2022年08月25日配信 共同通信社
世界での新型コロナウイルスの感染状況
現在の世界中の新型コロナウイルス患者の患者数は世界全体では週間感染者数は前週比9%減と、減少局面になっています。
その中で日本は世界中で最も患者数が多くなっています。
その他の国では韓国の88万人で、米国の61万人、ドイツの24万人と続くと続いています。
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ただし、欧州の一部の国ではすでに積極的に患者を発見しない方向になっており実際の数字よりもっと多い患者がいる可能性があります。
世界全体では新型コロナウイルスの患者数は減少傾向にありますが、日本や韓国など東アジア地域だけが増加傾向を示しています。
世界の新型コロナウイルスによる死亡者数の現状
世界全体では週間死者数は世界全体で前週比15%減の1万4310人となり、大きく減少しています。
しかし、人口当たりの死亡者数は日本が世界で最多となっています。
また、日本と同様に患者数が増えている韓国でも死亡者数が増加傾向にあります。
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日本では特に高齢者の死亡者数が急増しており、高齢者人口が世界でも有数の日本の現状を反映していると思われます。
世界全体で新型コロナウイルスによる死亡者数は減少傾向にありますが、日本と韓国では急増しています。また米国も増加傾向に転じています。
ここがポイント現時点で世界中の新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向ですが、日本と韓国は急増しています。同時に死亡者数も日本と韓国は急増しています。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症