手術用抗菌薬が不足、医療機関4割超に影響 厚労省調査

今日の新着記事手術で感染症を防ぐために広く使われている抗菌薬「セファゾリン」の供給が不足している問題で、4割以上の医療機関で使用を制限したり使えなくなったりしていることがわかった。厚生労働省が17日、全国約1千の医療機関に対して行ったアンケート結果を発表した。2019年07月17日配信朝日新聞デジタル

セファゾリンはどんなお薬ですか?

セフェム系抗生物質と呼ばれる薬の一つです。

セファゾリンはセフェム系と呼ばれる抗生物質の一つです。

セフェム系の抗生物質は古いものから第1世代から第4世代まであります。

セファゾリンは第1世代のセフェム系の抗生物質の一つです。

セファゾリンはどんな効き目がありますか?

ブドウ球菌などグラム陽性菌によく効果のある薬です。

セファゾリンはブドウ球菌などグラム陽性菌と呼ばれる菌に効果があります。

私たちの皮膚などにはこのブドウ球菌がたくさんいますから、傷口などの感染症には効果があります。

手術の後にも傷ができますから、ここの感染を防ぐためにセファゾリンを使います。

なぜ、セファゾリンが足らなくなったのですか?

薬を作っている会社が製造できなくなったからです。

セファゾリンが足らなくなった原因は薬を作っている会社で薬が作れなくなったからです。

今、病院では多くの抗生物質は価格の安いジェネリック医薬品を使っています。

ジュネリック医薬品を作る会社は比較的中小企業が多いので、何らかの理由で製造過程にトラブルが起こると急に薬が作れなくなってしまいます。

今回のセファゾリンの不足もジェネリック医薬品で問題が起きました。

生命を守る抗生物質ですから、きちんとした管理が大切です。

ここがポイント

価格が安いジェネリック医薬品の盲点。セファゾリンの供給不足問題

前崎先生の感染症の小部屋

ご近所ではちょっと有名かも

続いてハルくんです。 ハルくんはお散歩が大好きです。 雨さえ降らなければ、毎日朝と夕にお散歩に出かけます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする