今日の新着記事長野県で製造した総菜からサルモネラ菌が検出された問題で、県は2日、この総菜を食べて下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた患者が11県の101人に上ったと明らかにした。総菜が原因の食中毒と断定し、営業禁止とした。2019年10月03日配信共同通信社
サラリーマン
サルモネラ菌はどんな菌ですか?
腸内細菌の一つで、顕微鏡でみると赤く染まる細長い菌です。
前崎 先生
サルモネラ菌は、腸内細菌科と呼ばれる菌の一つです。
特殊な染色液で染めてから顕微鏡で見ると赤く染まる細長い菌です。
サラリーマン
サルモネラ菌はどんな感染症を起こしますか?
食中毒を起こす代表的な菌です。
前崎 先生
サルモネラ菌が付いている食べ物を食べることによって口から菌が体の中に入ってきます。
食中毒を起こす代表的な菌で、カンピロバクターと並んで発生数が多い菌です。
1年を通して食中毒は起こりますが、5~10月に多い傾向にあります。
サラリーマン
サルモネラ菌の食中毒はどんな症状がでますか?
熱や下痢、吐き気、お腹の痛みなどがでます。
前崎 先生
サルモネラ菌の食中毒は原因となる食べ物を食べてから48時間以内にお腹の症状がでます。
症状は熱がでたり、下痢をしたり、吐き気がでたり、お腹が痛くなったり、多くはお腹の症状がでます。
子供や高齢者では時にひどくなって、入院しなくてはいけないこともあります。
ここがポイント
サルモネラ菌は食中毒の代表的な原因です
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症