ワクチン4回目、発熱はファイザー15%、モデルナ26% 厚労省

今日の新着記事新型コロナウイルスワクチンの4回目接種後の副反応について、厚生労働省の専門家部会は中間報告をまとめ、5日公表した。調査対象者のうち、発熱は米ファイザー社製が約15%、米モデルナ社製が26%で、ともに1~3回目接種時の調査に比べて低かった。2022年08月05日配信 朝日新聞デジタル

3回目接種までのワクチンの副反応は

日本では多く人が3回目のワクチンの接種を受けています。

再び新型コロナウイルスの話題(第1回) ワクチンは本当に有効か 今回の感染症の小部屋では、再び新型コロナウイルス感染症の話題を取り上げます。【続く】

これまで3回目までのワクチンによる有害事象としてはファイザーもモデルナも2回接種より少なくなっています。

海外の臨床試験ではファイザーのワクチンでは38℃以上の発熱は18~55 歳で 8.7%の頻度でした。

ファイザーのワクチンを3回接種した時の海外の臨床試験では38℃以上の発熱が8.7%の人で認められました。

またモデルナのワクチンも38℃以上の発熱が 7.3%と発熱の頻度は 2 回目より低くなっています。

わが国の 3 回目接種の調査では18 歳以上の有害事象はモデルナ製の方が高い傾向がみられましたが、2 回接種後の有害事象とは大きな差はありませんでした。

有害事象ファイザーモデルナ
注射部位疼痛91.5%94.3%
倦怠感69.2%79.7%
頭痛55.0%68.5%
発熱(37.5℃以上)39.9%66.7%
発熱(38℃以上)21.3%47.4%
2回目まではファイザーのワクチンを接種
2回目までをファイザーのワクチンを接種した人に3回目をファイザーおよびモデルナのワクチンを接種した時の有害事象は発熱がファイザーで39%、モデルナで66%に認められています。

4回目のワクチン接種の副反応

イスラエルの臨床試験における 60 歳以上の 4 回目接種での有害事象は、倦怠感がファイザー製 21.5%、モデルナ製 38.3%でした。

37.5℃以上の発熱はファイザー製 3.8%、モデルナ製2.1%であり、有害事象の頻度は 3 回目接種と比べて少ないことが報告されています。

英国での 4 回目接種の臨床試験では倦怠感が 10%前後、発熱が数%程度と 2~3 回目の接種と比べて軽度でした。

今回、日本でも4回目の接種では発熱はファイザーが約15%、モデルナが26%で、ともに1~3回目接種時の調査に比べて低かったと報告されています。

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ここがポイント日本人における4回目のワクチン接種による有害事象は発熱がファイザーで15%、モデルナで26%と3回目接種より低いことが報告されました。

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