麻疹(はしか)の感染者の報告数が、今年に入ってから5月26日までに566人となり、昨年1年間(282人=暫定値)の2倍となった。国立感染症研究所が4日発表した。都道府県別では大阪が最も多く142人で、東京96人、三重54人、神奈川50人、愛知37人などとなっている。2019年6月5日 (水)配信読売新聞
Q. 麻しん(はしか)はどんな感染症ですか?
A. 麻しん(はしか)は麻しんウイルスによる感染症です。
麻しん(はしか)は麻しんウイルスによる感染症です。感染すると熱や鼻水、咳などの風邪のような症状がでてきます。その後に口の中の頬っぺたの裏側に白い斑点ができます。そして、熱が少し下がったことから、身体全体に赤いぶつぶつができます。
Q. 麻しん(はしか)はどのようして感染するのですか?
A. 麻しん(はしか)は空気感染します。
麻しんウイルスは感染力がとても強く、1人の麻しん患者が免疫のない人に感染させる数は16~21人と言われ、20分程度同じ部屋にいると感染すると言われてます。また、空気感染するため離れていても同じ空気を吸っている人はすべて感染します。普通のマスクでは感染を防ぐことができません。
Q. なぜ、最近になって麻しん(はしか)の患者さんが増えているのですか?
A. 外国から持ち込まれた麻しん(はしか)ウイルスが広がっています。
わが国では、麻しん(はしか)は現在では予防接種によって患者さんの数は減っています。でも、外国ではまだ麻しん(はしか)が流行している国がたくさんあります。そのような国からわが国にやってきた外国人に麻しん(はしか)が発生して、予防接種を受けていない日本人に麻しん(はしか)が流行しています。特に、外国人が多く暮らす都市部で流行して、患者さんが多くなっています。
土のpHで色が決まるはずですが。
先日、アジサイの花の色は植えてある土のpHで色が決まると書きましたが、なんと我が家のアジサイに一輪のピンク色の花が咲きました。 ほとんどの花の色は紫色から薄い青色ですが、一輪の花だけがピンク色です。 そうなるとpHで花の色が決まることが、嘘になってしまいます。 嘘ではなくて、この一輪の花の根っこだけpHが違うのでしょうか。 とは言っても一部分の土だけ違うことは到底考えられません。 …
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症