日本が結核「蔓延国」から、初めて「低蔓延国」入りへ…患者数が欧米並みに

今日の新着記事長年、結核の蔓延(まんえん)国と位置付けられてきた日本の患者数が減少し、厚生労働省が今夏公表する2021年の統計で、初めて欧米並みの「低蔓延国」入りする見通しであることがわかった。年間新規患者数が世界保健機関(WHO)による低蔓延国の基準(人口10万人あたり10人未満)を満たすことが確実な情勢となっている。2022年06月23日配信 読売新聞社

結核はこれまで日本の代表的な感染症でした

結核。それは昔の病気ではありません。 世界からみれば、日本はまだ結核の多い国です。 結核という病気をみなさんはご存知でしょうか? 何となく【続く】

結核の原因菌は結核菌です

結核の原因菌は結核菌です。

喀痰をチ-ルネルゼン染色と呼ばれる特殊な染色液で染めて、顕微鏡でみると赤い細長い菌が見えます。

どれぐらいの菌が見えるかによってガフキー号数が決められて、全く見えないガフキー0号からたくさんの菌が見えるガフキー10号まで10段階になっています。

結核菌は人から人に感染します。

空気感染と呼ばれ、同じ空気を吸っていれば、離れていても感染することがあります。

そのため、ときには学校や病院などでたくさんの患者さんが集団発生することがあります。

結核。それは昔の病気ではありません。 結核の原因菌は結核菌です。 結核の原因菌は読んで字のごとく結核菌です。 この結核菌は菌の周りにワック【続く】

日本の結核の患者数は年々減っています

戦後まもない頃には日本にも多くの結核の患者さんがいました。

その後、結核を治すお薬が開発されたことや、患者さんを適切に管理して感染が広がらないようにした結果、結核の患者さんは年々減っていきました。

最近、その減少傾向が少し鈍くなりましたが、やっと欧米の先進国と同じ程度の患者数になりました。

しかし、世界に目を向けると、発展途上国では今でも多くの結核の患者さんが発生しています。

ここがポイント日本の代表的な感染症の一つである結核の患者数が年々減少して、今では欧米の先進国と同じくらいに患者数まで減少しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする