「梅毒」最悪ペース、半年で5600人…専門家「SNS通じ不特定多数と性交渉など目立つ」

今日の新着記事今年上半期に性感染症の「梅毒」と診断された患者が5000人を超えたことが、国立感染症研究所が12日公表した調査結果でわかった。年間1万人を超える勢いで、現在の調査方法となった1999年以降で最多を記録した昨年(7983人)の1.6倍のペースで増加している。2022年07月13日配信 読売新聞

梅毒はどんな感染症

原因は梅毒トレポネーマとなる細菌の感染症です

梅毒は梅毒トレポネーマを原因菌とする細菌の感染症です。

梅毒トレポネ−マ(学名:
Treponema pallidum subsp. pallidum)は直径0.1~0.2 μ、長さ6~20 μの屈曲した6~14施転のらせん状の形をした細菌です。

主に性的な接触によって感染する性行為感染症の一つです。

この世に男女がいる限り。性行為感染症 梅毒。それは昔の病気ではありません。 今回は、性行為感染症を取り上げます。 性行為感染症は文字通りSe【続く】

感染しても終生免疫ができず、再度感染することもあります。

時間とともにさまざまな症状が現れます

感染すると数週間の潜伏期間を経て、最初は初期硬結や硬性下疳とよばれるおできのようなものができます。

痛みやかゆみを伴うことはありません。

その後、数週間から数か月後に梅毒トレポネーマが血液を介して全身に広がり、全身や粘膜の皮膚に発疹が現れます。

全身の皮膚にできた梅毒の皮疹。治療をしなくても自然に消褪していきます。

しかし、これらの発疹は治療をしなくても数週間から数か月で自然になくなっていきます。

全く治療をしないと、そのうちの一部に患者さんが数年から数十年後に心臓や血管に病気を起こしてきます。

今日の新着記事県内で性感染症の梅毒の感染例が急増している。全国的に感染が拡大傾向にある中、県保健・疾病対策課のまとめによると、10月11日現【続く】

梅毒の診断や治療は

梅毒トレポネーマは培養することができません。

そのため、診断は患者さんの血液中に梅毒トレポネーマの成分やカルジオリピンと呼ばれる成分に対する抗体があるか否かを調べます。

治療には抗生物質の一つであるペニシリンが有効です。

飲み薬や筋肉注射でペニシリンを投与すれば、治すことができます。

ここがポイント梅毒は梅毒トレポネーマによる細菌の感染症です。主に性的な接触によって感染する性行為感染症の一つです。治療には抗生物質の一つであるペニシリンが有効です。
RPR法TPHA法解釈
梅毒ではない
生物学的偽陽性または極めて初期の梅毒
梅毒あるいは治療後
治療後
梅毒の血清反応検査にはRPR法とTPHA法の2種類の検査を行います。それぞれの検査結果の組み合わせによって診断されます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする