熊本県感染症情報によると、県内50定点の医療機関から報告されたヘルパンギーナの患者数が、前週より7人多い155人に増えた。7週連続で増加しており、県健康危機管理課が注意を呼びかけている。2019年6月28日 (金)配信熊本日日新聞
ヘルパンギーナは何の感染症ですか?
ヘルパンギーナはウイルスの感染症です。
ヘルパンギーナはウイルスの感染症です。
原因となるウイルスはA群コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどです。
ヘルパンギーナはどんなヒトが感染しやすいのですか?
1歳をピークに5歳未満の小さな子供です。
ヘルパンギーナは1歳をピークに5歳未満の乳幼児に感染します。
毎年、夏に流行し感染症法で患者が発生した時には報告するようになっているので、それから推定すると毎年130万人程度の患者さんが発生しています。
ヘルパンギーナはどんな症状がでますか?
熱が出た後に、喉が痛くなって、口の中に水ぶくれができます。
ヘルパンギーナでは、突然に熱がでて、喉が痛くなります。唾をのみ込むと喉が痛くなります。
その後で、口の中に水ぶくれができて、水ぶくれはかぶれてしまうこともあります。
ただ、咳や鼻水など普通の風邪の症状はでなと言われています。
ヘルパンギーナはひどくなることがありますか?
普通は何もしなくても1週間くらいで治ってしまいます。
通常は何もしなくても1週間くらいで自然に治ってしまいます。
学校伝染病には含まれていないため、感染する恐れがなくなるまで、幼稚園や学校に行ってはいけない措置は必要ありません。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症