百日ぜき4週連続最多更新 累計4万8千人、拡大続く

今日の新着記事国立健康危機管理研究機構は22日、全国の医療機関から7~13日の1週間に報告された、激しいせきが続く「百日ぜき」の患者数が、速報値で3682人だったと明らかにした。前週より104人多く、現在の集計法となった2018年以降での最多を4週連続で更新。感染拡大の勢いが止まらない状況となっている。2025年7月23日配信共同通信社

百日ぜきは増えています

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行によってマスクの着用などの感染対策としたため、全世界で百日ぜきの患者数は2020年から2022年にかけて報告数が減少しました。

しかし、マスクをしなくなって感染対策が緩んだ結果、2023年以降は患者数の増加に転じました。

日本でも2020年以降は患者数が大きく減少しましたが、2024年からは増加に転じています。

百日ぜきは百日咳菌による細菌感染症です

百日ぜきは百日咳菌(Bordetella pertussis)を原因とする細菌感染症です。

百日咳菌(Bordetella pertussis)以外でもパラ百日咳菌(Bordetella parapertussis)が原因となることもあります。

感染経路は鼻咽腔や気道にいる百日咳菌がくしゃみや咳などの飛沫によって感染します。

感染力が強いことが知られています。

小さな赤ちゃんは死亡することもあります

潜伏期間は通常7~10日間程度、最初は軽い風邪のような症状で始まります。

その後でだんだんと咳が強くなり、子供ではけいれん発作を伴うような激しい咳がでます。

小さな赤ちゃんでは肺炎や脳症などの合併症を併発し、まれに死亡することもあります。

逆に大人では咳もそれほどひどくありませんが、普通の風邪と違って咳が長く続くことがあります。

日本における百日ぜきの発生状況は

新型コロナウイルス感染症が発生していた2021年には704例、2022年には494例と大きく患者数が減少しました。

しかし、2023年から増加しており、2025年は第12週時点で4,200例と大きく増加しております。

感染症発生動向調査システムに報告された百日咳の届出確定症例(2025年4月3日時点暫定値)(国立健康危機管理研究機構のホームページより)

これは患者さんの数を調べ始めた2018年以降の同時期としては過去最多となっています。

また、年齢別にみてみるとこれまで最も多かった0~4歳の割合が減って、10~19歳の割合が大きく増加しています。

各診断年における届出例の年齢分布(国立健康危機管理研究機構のホームページより)

今後も患者数が増加することが予想されるため、十分に注意が必要です。

ここがポイント百日ぜきの患者数が2018年以降では同じ時期で過去最高となっています。また、10~19歳の患者数の割合が大きく増加しています。今後も患者数が増加することが予想されますので十分な注意が必要です。

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