武田がワクチン海外販売へ 国内製薬初か、デング熱

今日の新着記事武田薬品工業は23日、デング熱のワクチンがインドネシアで承認されたと発表した。供給時期は未定だが、国内製薬会社が海外でワクチンを販売するのは初めてとみられる。武田はアジアや中南米の各国、欧州連合(EU)でも承認申請中で、最盛期に年16億ドル(約2200億円)の売り上げを目指す。2022年08月24日配信 共同通信社

デング熱はどんな病気か

デング熱は蚊に刺されることによって感染するウイルスの感染症です。

原因のウイルスはデングウイルスと呼ばれ、主に東南アジアなど熱帯から亜熱帯の国々で患者は発生します。

デングウイルス感染症がみられるのは、媒介する蚊の存在する熱帯・亜熱帯地域、特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国です。

デングウイルスに感染するとインフルエンザのような高い熱や関節痛、全身の倦怠感などの症状がでます。

また、全身に赤い発疹がでることもあります。

デング熱の患者さんの腕に認められた皮疹。この患者さんはフィリピンで蚊に刺されてデングウイルスに感染しました。

血液検査をすると血小板が減っていたり、肝機能が悪くなったりします。

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多くは患者さんは対症的な治療で自然に治っていきます。

デング熱にはこれまで治療薬やワクチンはありませんでした

多くのデング熱の患者さんは自然に治っていきますが、中には重症化してデング出血熱と呼ばれる病気になります。

一旦、デング出血熱になると死亡率も高く、多くの患者が発生する国々では一定の死亡者もでています。

デング熱にはこれまで、有効な抗ウイスル薬やワクチンはありませんでした。

今回、日本の武田薬品がデング熱のワクチンを開発し、流行する国々で実際に使用され、その効果が期待されています。

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ここがポイントこれまで、有効な薬やワクチンがなかったデング熱に対して、日本の武田薬品がワクチンを開発し、実際にデング熱が流行する国々で使用されるようになりました。

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