給食で入院患者36人食中毒 埼玉・春日部の病院

今日の新着記事埼玉県は16日、同県春日部市の春日部中央総合病院で、給食を食べた40~90代の入院患者36人が下痢などの症状を訴え、うち19人からウエルシュ菌を検出したと明らかにした。いずれも軽症。病院の給食が原因の食中毒と断定し、給食施設を16日から18日まで調理業務停止とした。2019年07月17日(水)配信共同通信社

ウエルシュ菌とはどんな菌ですか?

正確にはクロストリジウム・パーフリージェンズと呼ばれる菌です。

ウエルシュ菌は正確にはClostridium perfringensと呼ばれる細菌です。

広く自然界に存在しています。

空気があるところでは生きていくことができません。

時に芽胞と呼ばれる形になることができます。

ウエルシュ菌の食中毒はどうした起きるのですか?

菌が作る毒素で食中毒が起きます。

菌で汚染された食物を十分に加熱しなかったり不適切な状態で保存したりしておきます。

ウエルシュ菌の作る毒素が原因で食中毒になります。

肉や肉類の入った食べ物で起きることが多いと言われています。

ウエルシュ菌の食中毒はどんな症状がでますか?

水のような下痢、お腹の痛み、吐き気などが主です。

ウエルシュ菌の食中毒は、菌が付いた食物を食べてらすぐに症状がでることが特徴です。

多くは食べてから7~15時間以内に症状がでます。

健康な人であれば、24~48時間以内に自然に治ってしまいます。

他の食中毒と違って、一度にたくさんの人に症状がでることが多いと言われます。

ウエルシュ菌の食中毒にならないためにはどうすればいいですか?

十分に加熱したり、食べ物を適切に保存しておくことが大切です。

ウエルシュ菌は十分に加熱すれば死んでしまいます。

また、適切な温度や、密閉状態で保存しておくことが大切です。

ウエルシュ菌の食中毒は菌がある程度増えないと起こりませんから、あまり長く保存しないで、すぐに食べるようにしてください。

 

ここがポイント

 

ウエルシュ菌の食中毒を防ぐには、十分に加熱し、あまり長く保存せずすぐに食べましょう。

 

 前﨑先生の感染症の小部屋

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