流行はスペインでは過去最大規模で、外国から毎年8000万人以上が訪れる同国では、旅行者への感染も懸念されている。
2019年8月16日配信朝日新聞
リステリア菌はどんな菌ですか?
土の中や水、動物の体の中などどこにでもいる菌です。
リステリア菌は土や水の中など自然のどこにでもいる菌です。
動物とくに家畜の体の中にもいます。
まれに健康なヒトの便の中にいることもあります。
リステリア菌はどんな病気を起こしますか?
髄膜炎をおこす菌として注意が必要です。
リステリア菌は髄膜炎をおこす菌として注意が必要です。
特に子供や何らかの病気をもってお年寄りでは特に注意が必要です。
髄膜炎のほかには血液の中に感染して、敗血症を起こします。
リステリア菌はどのようにして感染しますか?
多くの場合、菌で汚染された食べ物を食べることによって感染します。
リステリア菌は菌で汚染された食べ物を食べることによって口から感染します。
食べ物は肉や野菜、魚など多くのものがあります。
乳製品や、殺菌消毒がされていないチーズなどを食べることによって感染することもあります。
リステリア菌で死亡することもありますか?
何らかの重い病気を持った人や高齢者では注意が必要です。
リステリア菌による髄膜炎は早く見つけて、治療することが大切です。
何らかの重い病気をもった人や、高齢者では時に死亡することもあります。
一部の抗生物質はリステリア菌には効かないので、有効な抗生物質を使って治療することが大切です。
ここがポイント
リステリア菌による髄膜炎は時に死亡することもあり、注意が必要です。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症