ボツリヌス症で女性死亡、瓶詰めイワシ原因か 仏(海外の話題)

今日の新着記事フランス南西部ボルドー(Bordeaux)のレストランでイワシ料理を食べた女性がボツリヌス症で死亡した。他にも12人が病院で治療を受けている。保健当局が13日、明らかにした。2023年9月14日配信AFPBB News

ボツリヌス症は、ボツリヌス菌という細菌が作るボツリヌス毒素によって起きる病気です。

ボツリヌス症は、ボツリヌス菌という細菌が作るボツリヌス毒素によって起きる病気です。

ボツリヌス菌は、酸素があると増えることのできない偏性嫌気性菌の仲間です。

ボツリヌス菌は特殊な染色で青く染まるグラム陽性菌で、細長い棒状の桿菌と呼ばれる細菌です。(国立感染症研究所のホームページより)

また、芽胞(がほうを作り、熱、乾燥、消毒薬等に強い状態になり、厳しい環境でも長く生き延びます。

このボツリヌス菌の毒素の働きによって神経の麻痺が起こる病気です。

今日の新着記事南米ペルー政府は11日までに、筋力低下や感覚まひが起きる神経疾患ギラン・バレー症候群の発症が増加し死者も出ているとして、全土に【続く】

ボツリヌス毒素を食品とともに食べることで、ボツリヌス食中毒は引き起こされます。

ボツリヌス毒素を食品とともに食べることで、ボツリヌス食中毒は引き起こされます。

ボツリヌス菌は土の中など広く自然界にいて、その菌で汚染された果物、野菜、肉、魚などとともに食品を食べることで感染します。

ボツリヌス菌の芽胞は熱に強いため、100℃で長時間調理しても死滅させることができません。

真空パック詰食品や缶詰、瓶詰め、発酵食品内などの「酸素の少ない状態」になると、食品内でボツリヌス菌が増え、ボツリヌス毒素が作られます。

日本では、辛子レンコン、ハヤシライスの具材、あずきばっとう(ぜんざいにうどんが入った食品)等の真空パック詰食品による食中毒事例が報告されています。

日本でも様々な食品によるボツリヌス菌の食中毒の事例がこれまでも報告されています。真空パックされていてもボツリヌス菌の芽胞は生存するため注意が必要です。(国立感染症研究所のホームページより)

その他に自家製の「いずし類」(なれずしの一種で、米麹、魚、野菜を樽の中で漬け込み、乳酸発酵させたもの)などによる食中毒も報告されています。

ボツリヌス菌の毒素で全身の筋肉が麻痺を起こします。

菌に汚染された食品を食べてから、多くは18時間から48時間後に、症状が現れます。

症状は、まぶたが垂れ下がる、物が二重に見えたりかすんで見えたりする、物が飲み込みにくくなる、ろれつが回らなくなるなどの神経症状が出てきます。

意識ははっきりしたままで、聞く、触る、においを嗅ぐなどの感覚に異常は認めません。

病気が進行すると全身の筋肉に麻痺がでて、呼吸を行う横隔膜に麻痺がでると人工呼吸器を使わないと死亡することがあります。

ここがポイントボツリヌス症は菌で汚染された食品を食べることによって感染します。菌は酸素がない状態や高温でも生存し、感染すると菌の出す毒素によって全身の筋肉に麻痺が起きます。

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