はしかの死者700人に ジンバブエで4月以降

今日の新着記事ジンバブエの保健・育児省は5日までに、4月以降、はしかで死亡した子どもが698人に達したと明らかにした。2週間前には、信仰上の理由で接種を拒む家庭の子どもを中心に157人の子どもの死亡を確認していたが、そのときから4倍以上の増加となった。2022年09月06日配信 共同通信社

はしか(麻しん)は感染力の強い病気です

はしか(麻しん)は麻疹ウイルスによって引き起きるウイルス感染症です。

麻疹ウイルスは空気感染を起こすことがあり、感染力が極めて強いウイルスです。

空気感染は同じ空気を吸っている人はすべて感染の危険があります。

千葉県は30日、成田空港第2ターミナルに勤務する20代の男性が、はしかに感染していたと発表した。感染後も職場で利用客と接する機会があったとし【続く】

そのため、学校や職場など密閉された空間では集団感染をすることがあります。

今日の新着記事世界保健機関(WHO)などは12日、2019年に世界で報告されたはしかの症例数が86万9770人となり、1996年以降最多だっ【続く】

麻疹は発生して患者をすべて報告することになっています。

日本では2008年の届出数は11,013例でしたが、それ以降届出数は減少し、 2020年は僅かに12例でした。

麻しんウイルスに感染したらどんな症状がでるか

麻疹ウイルスに感染すると時間の経過とともに症状が変化します。

麻疹ウイルスに感染すると10~12日間の潜伏期間の後に、発熱や喉の痛み、咳などの風邪に似た症状が出ます。

この時に目が充血することも良くあります。

また、口の中には頬の粘膜にコップリック班と呼ばれる発疹ができます。

この時期をカタル期と呼んでいます。

その後、一旦熱は治まりますが、また高い熱が出てきます。

それと同時に、全身に赤い発疹がみられるようになります。

その後、熱は徐々に下がって、発疹も少しづつ消えて合併症のないかぎり7~10日後には回復します。

合併症が起きると死亡することもあります

麻疹は多くの場合は自然に治る病気ですが、合併症が起きると死亡することがあります。

特に赤ちゃんでは肺炎を合併すると死亡率が高くなってきます。

その他にも、脳炎や中耳炎などの合併症が起きることがあります。

また、亜急性硬化性全脳炎と呼ばれて麻しんに罹ってからしばらく時間が経って起きる神経の合併症があります。

麻疹には有効なワクチンがあり、それを接種することによって予防することができます。

ここがポイントはしか(麻しん)は麻疹ウイルスによる感染症です。日本では患者数が激減していますが、世界中では今でも多くの人が亡くなっています。

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