20歳未満のコロナ死亡例、7割が発症1週間未満 今年の41人調査

今日の新着記事国立感染症研究所は14日、今年1~8月に新型コロナウイルスに感染し亡くなった20歳未満の小児ら41人を対象とした調査結果をまとめた。第7波が急拡大した7月中旬から死亡例が増加。半数近くは基礎疾患がなく、発症から死亡までの日数は73%が「1週間未満」だった。2022年09月14日

小児および若い人の新型コロナウイルスによる死亡が増えています

2020年1月1日以降の20歳未満の新型コロナウイルスによる死亡例がまとめて報告されました。

それによると8月31日までに41例の死亡例が報告されています。

年齢は0歳が8例(20%)、1-4歳が10例(24%)、5-11歳が17例(41%)、12-19歳が5例(12%)と5-11歳が最も多くなっています。

また、性別は男性が23例(56%)、女性が18例(44%)と若干男性に多い傾向にありますが、女性でも亡くなる例があります。

さらに全く病気がない元気な人でも17例(41%)が亡くなっています。

時期的にみると第6波や7波などオミクロン株が流行してから多くなっています。

明らかに新型コロナウイルスが原因と思われる29例の詳細な報告

41例の死亡例のうち、詳細な報告がある29例について報告されています。

それによると新型コロナワクチンは、29例のうち接種対象外年齢の者が14例(48%)、接種対象年齢の者が15例(52%)でした。

接種対象年齢となる5歳以上の15例では、未接種が13例(87%)、2回接種が2例(13%)と多くの人がワクチンを接種していませんでした。

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病院を受診したときの症状は発熱が23例(79%)、吐き気などが15例(52%)、意識障害が13例(45%)、咳が9例(31%)と多く認められました。

発症から死亡までの日数が、中央値で4日では2日以内が8例(31%)、6日以内が11例(42%)と多く人が急に亡くなっています。

これらのことから、小児で新型コロナウイルスで亡くなる人は、意識障害など成人の肺炎とは違う原因が多いと思われます。

さらに発症してから1週間以内に亡くなることが多く、この期間は十分に注意することが大切です。

また、5歳以上の小児にも積極的にワクチンを接種することが重要と考えられています。

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新型コロナウイルスで亡くなった小児では、発症して1週間以内に亡くなる例が多いことが判りました。この期間は十分に注意して観察することが大切です。
ここがポイント新型コロナウイルスで亡くなった20歳未満の人では、基礎疾患など何らかの病気がない人も多く、発症から1週間以内に亡くなることが多いと報告されました。

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