今日の新着記事新型コロナウイルス感染症を疑った時に受診する発熱外来(診療・検査医療機関)の人口あたりの指定数が、都道府県別で最大3・8倍の格差があることが朝日新聞の調べでわかった。今夏の「第7波」では発熱外来に患者が集中。今冬は季節性インフルエンザとコロナの同時流行が懸念され、厚生労働省はさらなる拡充を求めている。2022年09月22日配信 朝日新聞デジタル
発熱外来とはどんなものか
発熱外来とは新型コロナウイルスの感染が疑われる熱のある患者さんのための外来です。
多くの病院では、場所や時間を他の患者さんとわけて外来を行っています。
また、一部の病院ではドライブスルー方式といって、車に乗ったままで診察をしていることもあります。
発熱外来は新型コロナウイルスの患者さんから他の患者さん感染することを防ぐために行います。
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複数の診察室がある病院では、患者さん入り口や出口を一般の患者さんから区別します。
このことをゾーニングと呼び、ウイスルで汚染された区域とそうでない区域をきちんと区別します。
汚染区域とそうでない区域をきちんと分けることをゾーニングと呼びます。この区域が混在しないようにしなければなりません。
発熱外来では医師や看護師は個人防護具を着用します
発熱外来では、医師や看護師は自らが感染しないように個人防護具を着て診察をします。
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標準的にはN95マスク、フェイスシールド、ガウン、キャップ、手袋を着用します。
個人防護具はつけるときと外す時の順番が決まっています。その手順に従って行わないと医療従事者が感染するリスクがあります。
問診など簡単な診察の時には、サージカルマスクと手袋を着用します。
このような個人防護具は汚染地域で決められた手順で脱いでいく必要があります。
また、脱いだものはすべて感染性廃棄物として廃棄しなければいけません。
一般の診察と異なってこのような個人防護具をつけて診察するため、作業は大変になります。
ここがポイント新型コロナウイルスの患者さんと他の患者さんを分けるために発熱外来が設置されます。医師や看護師は個人防護具をつけて診察するため、大変な作業になります。
埼玉医科大学 感染症科・感染制御科 教授
医学博士
長崎大学医学部を卒業後、呼吸器内科、感染症内科で臨床および研究に従事。現在は埼玉医科大学病院で感染症の診療と院内感染対策を主な業務とし、学生や研修医の教育も行う。日本感染症学会の理事や厚生労働省の審議会などの役職も務める。
専門は内科学、感染症学、感染制御学、呼吸器感染症