コロナ患者の入院「専用病棟設けなくても可能」…厚労省、受け入れ拡大狙う

今日の新着記事厚生労働省は、新型コロナウイルス患者の入院受け入れは「専用病棟を設けなくても可能」とする医療現場向けの効率的な感染対策をまとめ、都道府県などに文書で通知した。今月上旬、感染症の専門家らが出した提言を踏まえたもので、受け入れ医療機関の拡大につなげる狙いがある。2022年06月24日配信 読売新聞社

新型コロナウイルスの感染防御は

新型コロナウイルスの主に飛沫感染、一部にエアロゾル感染

新型コロナウイルスの感染は主に飛沫感染、一部にエアロゾル感染によっておきます。

今日の新着記事新型コロナウイルスの感染経路について、国立感染症研究所(感染研)は28日、ウイルスを含んだ空気中に漂う微粒子(エアロゾル)を吸【続く】

そのため、飛沫感染を防ぐにはある程度以上の距離を取ること(ソーシャルディスタンス)とマスクの着用が効果的です。

結核や麻しんなどと同じ空気感染することはないため、陰圧の病室を用意することは必ずしも必要ありません。

また、同じ飛沫感染をするインフレンザと同じように患者さんを個室に隔離すれば感染を防ぐことができます。

ただし、新型コロナウイルスの発生初期には感染経路が不明な点もあり、またワクチンや治療薬もなかったためより厳しい感染対策が取られました。

今でも厳重な個人防護具で診療しています

これまで、新型コロナウイルスの患者さんの診療は病棟単位で他の患者さんとは分けていました。

これが、いわゆるコロナ病棟と呼ばれるものです。

また、診療する医療従事者は厳重な個人防護具(PPE)を身に着けています。

しかし、感染経路が主に飛沫感染であることや、ワクチン接種、治療薬の普及を考えるとより身軽な個人防護具で診療可能との考えもあります。

新型コロナウイルス感染症。基本的なことを抑えましょう(最終回) 新型コロナウイルスの感染対策を考える。これまでとは違う対策も 新型コロナウイ【続く】

また、患者さんが入院する病室も病棟単位ではなく、病室単位で他の患者さんと区別できれば、同じフロア―でも管理可能と考えれています。

今後は、個室管理または新型コロナウイルスの患者さんを同じ病室で管理するコホート管理が適切と思われます。

ここがポイントこれまで新型コロナウイルス」の患者さんは病棟単位で他の患者さんと区別してきましたが、今後は個室管理または新型コロナウイルスの患者さんを同じ病室で管理するコホート管理が適切と思われます。

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